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医療事務の大変さとは?大変さを感じる理由や乗り越える方法を解説

医療事務の仕事は、未経験・資格なしで働き始めることができるうえに実務経験によって手に職もつけられるため、人気の高い職種の一つです。
しかし、患者さんと接したり専門的な知識を勉強したりする必要があるため、働いていて大変だと感じる方も少なくありません。
この記事では、医療事務の仕事が大変だと感じる理由や、大変さを乗り越える方法についてご紹介します。

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医療事務の仕事が大変だと感じる理由

医療事務の仕事が大変だと感じる理由

事務職のなかでも人気の高い医療事務ですが、実際に働く際には苦労を感じることも多いようです。
どのような大変さがあるのでしょうか。

なかなか休みが取れない

医療事務は病院やクリニックが職場ですが、少ないスタッフで業務を回すケースが珍しくありません。
特に忙しい月初めや月末は業務量が増えるため、残業が発生することもあります。
業務が滞ってしまったり、他のスタッフの負担を気にしたりして、休みを取りづらいと感じる方が見受けられます。

職場に専門家が多い

医療事務が働く病院やクリニックには、医師や看護師、薬剤師など専門的な知識を持つ人たちが働いています。
そのような人たちと連携してスムーズに業務を行うには、多くの専門用語を覚えなくてはなりません
専門用語を理解するのが大変だと感じる方もいるようです。

給料が安い

病院やクリニックを運営するうえで、医療事務はなくてはならない職業です。
ただし、看護師などのように国家資格を必要としない分、比較すると給料は高くありません
業務の正確性が求められたり患者さんへの対応を負担に感じたりする人からすると、給料が安いと不満に感じるようです。

覚えることが多く改正もある

医療事務の業務は幅広いです。
受付や会計をはじめ、レセプト業務やカルテ作成など専門的な知識が求められます。
特に、少ない人数で業務を回しているクリニックなどの医療事務は、これらすべての知識を求められます。
また、レセプト業務の際に使用する診療報酬の基準の改正は2年に一度、社会保険制度なども頻繁に改正されるため、常に最新の情報を取り入れなくてはなりません。
覚えることが多く、その内容がたびたび変わる点も、医療事務の仕事が大変といわれる要因です。

業務内容が広い

知識を必要とする事務作業のほかにも、診察室への介助や検査室への患者さんのご案内、掃除など、医療事務の業務内容は多岐にわたります
入院病棟のある病院では、患者さんと医師・看護師の橋渡しをする「病棟クラーク業務」を行うなど、さらに業務内容が広がります。
業務内容が広がれば、それだけ負担も大きくなるため、大変という意見もあるようです。

患者さんを気遣わなければいけない

外来で訪れる患者さんは、身体に不調を抱え、不安を感じている人も少なくありません。
不調や不安から嫌な態度を取られることもあるため、対応の際に精神的な苦痛を感じ、大変に思うこともあるでしょう。
医療事務は、そのような患者さんの気持ちに寄り添い、心身ともにケアできるよう、常に気遣わなければなりません

体調管理が大変

受付や会計などで直接患者さんと関わる機会の多い医療事務は、感染症にかかりやすいため、体調維持や管理も重要です。
特にインフルエンザやノロウィルスなどの感染症が流行しやすい冬場は繁忙期のため、疲れから免疫力なども低下しやすくなります。
もし感染症に罹患すると、仕事を休むだけでなく、同僚や家族など周囲の感染リスクも高まるため、細心の注意を払わなければいけません。

責任が重くて精神的な負担を感じやすい

医療事務は、患者さんの個人情報や健康情報を取り扱うほか、会計やレセプト業務などでお金を扱うため、プレッシャーを感じやすい仕事です。
特に、レセプトの作成や点検業務は責任重大で大変に感じる方もいます。
作業ミスが多発すると勤務先に迷惑がかかるうえに、お金に関わる細かい数字を扱うため気を抜けません。

クレーム対応に応じなければいけない

医療事務は、ときに患者さんからのクレームに対応しなければならないことがあります。
対応次第ではさらに問題が大きくなる恐れもあるため、慎重かつ臨機応変な対応が求められます。

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医療事務の大変さを乗り越えるには

医療事務の大変さを乗り越えるには
医療事務の仕事には大変なことも多く、つらいと感じることもあるでしょう。
しかし、大変さを乗り越えれば、メリットも大きいのが医療事務の仕事です。
大変さを乗り越えて医療事務の仕事を続けるにはどうしたらよいのか、その方法をご紹介します。

医療事務の資格を取得する

医療事務は、未経験で資格がなくても就ける職業です。
しかし、資格を取得することで、就職しやすくなるだけでなく、その後の仕事にも勉強した知識を活かせたり資格手当がついたりします
例えば、「医療事務技能審査試験」や「医療事務管理士技能認定試験」、「診療報酬請求事務能力試験」など、資格取得の勉強によって医療事務に関わる幅広い知識やスキルを身につけられます。
資格取得および学習を通じてよりスムーズに仕事ができるようになるほか、職場からの評価も上がり、キャリアアップも狙えるでしょう。

仕事にやりがいを見つける

医療事務の仕事をするうえで生まれてくるつらさを乗り越えるには、やりがいを見つけ、仕事に対するモチベーションを高めることもおすすめです。
患者さんの対応をしていると直接感謝されることも多く、人とのつながりを感じられる場面もあるでしょう。
嫌な部分だけを見るのではなく、よい部分にも目を向けることで、やりがいを感じ、つらさも乗り越えられるはずです。

仕事のメリットを探してみる

医療事務の仕事にはさまざまなメリットがあります。
例えば正社員やパート、派遣など多様な働き方が選べるため、仕事と家庭を両立しやすい点は大きなメリットです。

また、医療事務としての経験を積んでいれば、育児や介護などで離職してブランクができても、即戦力として復職しやすいでしょう。
さらに、医療事務の仕事で得た病気や社会保険制度などの手続きに関する知識は、プライベートでも役立つことがあります。

医療事務の大変さを知り、心構えを持って仕事に取り組もう

医療事務の大変さを知り、心構えを持って仕事に取り組もう

医療事務はたくさんの知識を求められるうえに、患者さんと直接関わる機会も多いので、精神的なストレスが大変な仕事かもしれません。
しかし、患者さんから感謝されたり仕事と家庭を両立しやすかったりするほか、経験を積んでいれば復職しやすいなどのメリットもある職業です。
しっかりとした心構えを持って仕事に取り組むことで、やりがいを感じながら長く働けるといいですね。

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執筆者について

情報かる・けるは、医療・介護従事者として働いている方や、これから目指す方の「知りたい」に応えるメディア。 全国54,000件以上の求人を扱う弊社スタッフが、編集部として情報発信! “いい仕事が見つかる・いい仕事を見つける”ための、有益なコンテンツをお届けします。 https://twitter.com/karu_keru

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