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【例文付き】医療事務の自己PRのポイントは?履歴書・職務経歴書に使える長所を解説

医療事務の仕事に応募する際は、どのように自己PRをすれば良いのでしょうか。
採用担当者は、応募者に医療事務としての適性があるかどうか見極めるため、自己PRの内容も判断材料にしています。

そこで今回は、医療事務で自己PRできるスキルや効果的な自己PRの例文についてご紹介します。
これから医療事務の面接を受けようと考えている方は、ぜひ目を通してみてください。

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医療事務の履歴書の自己PRに使える例文

医療事務の求人に応募する際に参考にしたい自己PRの例文集

自己PRを考えようと思っても、どのような内容が医療事務の求人に適しているかわからない方もいるでしょう。
そこで医療事務の求人に応募する際に参考にしたい自己PRの例文をいくつかご紹介します。

未経験・新卒の場合

高校生や大学生の新卒者や、医療事務未経験の方の場合、次のような自己PRが考えられます。

私の強みは、責任感が強いこと、周りをまとめる力があることだと思っています。
学生時代は部活のキャプテンとして、チームをまとめるために学年の垣根を作らず、チームが良い雰囲気になるように努力しました。
医療事務はミスが許されない現場なので、この責任感と人をまとめる力を活かせると思っています。

パソコンスキルを強みにする場合の例文

パソコンスキルをアピールしたい場合の例文は以下のとおりです。

前職では、パソコンを使ったデータ入力、文書の作成業務を主に担当しておりました。
入社したばかりの頃はタイピングが苦手でしたが、練習を重ねることでスムーズに業務を進められるようになっていきました。
WordやExcelも使いこなせるようになりました。
新人スタッフへタイピングのコツを指導するようにもなり、パソコンスキルは一定レベルあると自負しております。
これまでに身につけたスキルを入社後も活かせると考えています。

コミュニケーション力を強みにする場合の例文

コミュニケーション力をアピールするなら、次のように伝えてみましょう。

コミュニケーション力の高さが私の長所です。
人と話をするのが好きなので、以前はアパレル店に勤めていました。
服選びに迷っているお客様を見つけて接客し、好みや要望をヒアリングし、ふさわしい商品を提案しました。
提案した商品を気に入ってもらうこと、「好みのものが見つかって良かった。ありがとう」と言ってもらうことがやりがいでした。
貴院では、アパレル店で培ったコミュニケーション力を活かし、患者様が抱える不安を解消へと導くためのサポートをしていきたいと考えています。

責任感を強みにする場合の例文

責任感を強みにする場合は、入職後の活躍イメージにつながる内容を具体的にわかりやすく盛り込むと良いでしょう。
例文は以下のとおりです。

私の強みは、自分に任されたことをしっかりと遂行する責任感を持っていることです。
今までのアルバイトでは、お客様の要望に応えるためにどうすれば良いかなどを仲間と話し合い、希望の商品がない場合でも代替案を出すなど、お客様に喜ばれるように自分の仕事を全うしてきました。

また、ときには物事を問題解決に導くための仕事方法を提案するなど、自分の業務に責任を持って取り組んできました。
このような責任感を活かしながら、貴院に貢献したいと考えております。

未経験・無資格の場合

未経験・無資格の場合、自己PRをどう伝えれば良いのか迷うかもしれませんが、心配は無用です。
医療事務の経験がない場合は、将来を見据えてどのように働いていきたいかに目を向けて話すことが大切になります。

また、医療事務について積極的に学んだり、資格取得をめざしたりしていることをアピールするのも良いでしょう。

未経験・無資格の場合の例文は以下のとおりです。

前職の販売業務では、接客や事務作業に携わっていました。
お客様の気持ちに寄り添う接客を行いながらも、時間内に事務作業が終わるように効率よく業務を行うことを意識してきました。

医療事務でも患者さんの対応を丁寧に行いながら、ミスなく正確に事務作業を進めていきたいと思っています。
そのために医療事務についてさらに学んでいき、いずれは資格も取得したいと考えています。

経験者の場合

医療事務として勤務経験がある方は、これまでに勤務していた病院の診療科目(眼科や産婦人科など)と同じほうが自己PRしやすくなります。
たとえブランクがあっても、前職の経験や知識が転職先でも活かせるからです。
経験者の場合、次のような自己PRが考えられます。

以前まで勤務していたクリニックでは、正社員だけではなくパートやアルバイトのスタッフも在籍していました。
勤務時間などが異なるため、同じ意識を持つことが難しいと感じることもありました。
しかし、患者様に安心してもらうためにはチームワークを強める必要があると思い、全員が参加するミーティングを定期的に行うようにしました。
そして、一人ひとりが抱える問題を解決できるような環境作りに尽力してきました。
結果として、どのような雇用形態のスタッフであってもお互いをサポートできるような関係性を築けました。
周りからも雰囲気が良くなったと言われることが増えたので、環境作りをする能力はある程度あると自負しております。
また、以前は貴院と同じく産婦人科のクリニックで働いていたため、その知識や経験も生かして仕事ができると考えております。

医療事務の職務経歴書に使える自己PR

ここからは医療事務の職務経歴書に使える自己PRとして、以下の2つを紹介します。

  • 1日の対応件数から事務処理能力をアピール
  • 病院の規模感から思いやり・協調性をアピール

では、それぞれを見ていきましょう。

1日の対応件数から事務処理能力をアピール

医療事務の仕事は病院の規模によっても異なり、経験者の場合は前職で日々対応した業務内容を具体的に伝えることも有効です。
例えば、作業件数なら具体的に何件くらい対応していたのか、具体的な数字を表すと良いでしょう。
具体的な内容を示すことが事務処理能力のアピールにつながるからです。

また、レセプト業務にどの程度携わっていたのかは採用者の気になる部分になるため、存分にアピールしていきましょう。
ただし、あまりダラダラ書きすぎるとどこにポイントがあるのかわかりづらくなるため、簡潔に伝えることが大切です。

病院の規模感から思いやり・協調性をアピール

大規模な病院などの場合、前職で大量の業務をどうこなしていたかがアピールポイントになりますが、小規模な場合は違う角度からのアピールが必要になります。
例えば、小規模な地域密着型クリニックで働いていた場合は、患者さんに思いやりを持って接してきたことなどをアピールすると良いでしょう。

また、院内でのスタッフとより良い関係を築いて働けるなど、協調性があることを全面に出すのもおすすめです。

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医療事務で自己PRすべきスキル

医療事務で自己PRできるスキルは?

医療事務の現場では、どのようなスキルが求められているのでしょうか。
面接で積極的にアピールしたいスキルは、以下が挙げられます。

  • パソコンスキル
  • コミュニケーション力
  • 対応力
  • 仕事の正確さと早さ

パソコンスキル

パソコンは、医療事務の業務に必要不可欠です。
最近は、レセプトコンピュータ(通称:レセコン)や電子カルテを導入するケースが増えているので、パソコンスキルがある人のほうが採用してもらえる可能性が高まります。

難しい操作は必要なく、タイピングができれば問題ありません。
WordやExcelを使って仕事をした経験も活かせます。

コミュニケーション力

医療事務は、受付や会計の際に患者さんの対応も行うため、一定レベルのコミュニケーション力が求められます。
そのため、コミュニケーション力の高さをアピールするのは効果的です。

もしコミュニケーションがうまくいかなくても、粘り強く相手の要望を聞こうとする姿勢も重要ですので、こうしたスキルもあわせてアピールしましょう。

協調性

協調性というと、誰とでも仲良くできる力というイメージがあるかもしれませんが、仕事上の協調性はそれだけでは語れません。
仕事で求められる協調性とは、立場や主張が違うメンバーと同じ目標に向かって円滑なコミュニケーションが取れることを指します。

医療事務は医師や看護師、同僚の医療事務など多くの人と関わる仕事であり、スタッフ同士の連携が必要な業務です。
そのため、仕事をスムーズに行うために協調性が求められることが多い職場といえるでしょう。

思いやり

思いやりとは、相手の立場に立って考えるスキルのことです。
前述したように、医療事務は患者さんや院内のスタッフなど、多くの人と関わりながら行う仕事になります。
そのため、できるだけ一緒に働く人が気持ちよく働けるように心がける必要があります。

礼節やマナーを守った言動をとるなど、働いていくうえでちょっとした気遣いができることがとても大切になるでしょう。

臨機応変な対応力

医療事務は、臨機応変な対応が求められる仕事です。
命にも関わる医療現場で仕事をする自覚があり、臨機応変な対応力があることを面接官に伝えましょう。

仕事の正確さと早さ

仕事の正確さと早さも、医療事務で必要とされる重要なスキルです。
レセプトは締め切りまでに仕上げなければならないため、スピード感を意識して仕事をする必要があります。
もちろん、入力内容にミスがあってはいけませんので、正確性も同時に問われるものです。

レセコンも以前より進化しているので間違えた部分を指摘してくれますが、スピーディーかつ正確に仕事をこなせる能力は大きなアピールポイントになります。

責任感

どのような仕事にもいえることかもしれませんが、医療事務には強い責任感が求められます。
医療事務は適切な医療サービスの実践のみならず、組織運営にも関わる重要な仕事であり、ミスが許されないなど正確さが強く求められるからです。

患者さんの個人情報や病院経営に関わるレセプト業務など、医療事務には常に責任感が問われます。
入力したデータにミスがあると病院の収入にも影響を与えるため、責任を持ってミスなく取り組める人が望ましいといえるでしょう。

医療事務の仕事に合った自己PRを考えよう

自分の強みを伝えられる自己PRを考えよう

医療事務の求人に応募しようと考えているものの、自己PRが思いつかない方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
パソコンスキルやコミュニケーション力は医療事務でも役立つので、自己PRに盛り込むのがおすすめです。
これまでに同じような仕事をしていたなら、その経験を活かせることも盛り込むと良いでしょう。

これらのポイントを押さえ、あなたの魅力をしっかり伝えましょう。

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執筆者について

情報かる・けるは、医療・介護従事者として働いている方や、これから目指す方の「知りたい」に応えるメディア。 全国54,000件以上の求人を扱う弊社スタッフが、編集部として情報発信! “いい仕事が見つかる・いい仕事を見つける”ための、有益なコンテンツをお届けします。 https://twitter.com/karu_keru

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